投資

【新NISAとは?】新NISAのメリット・デメリットをわかりやすく解説

こんにちは、オザ(@oz051619)です。

いよいよ新NISAが2024年1月から始まります。

今回はこれまでの積み立てNISA・一般NISAからなにが変わったのかも含めて新NISAをご紹介します。

積み立てNISA・一般NISAとは?

イギリスのISA(Individual Savings Account=個人貯蓄口座)をという制度を参考にしながら日本政府が国内向けに制定した制度です。

Nippon Individual Savings Account」という名前からNISAというらしいです。

通常は、株式や投資信託を保有すると売買した利益や配当に対して20%の税金がかかってきます。

これを国民の資産形成のために一定割合非課税にしてしまおうという制度です

NISAは三種類に分かれています。

「一般NISA」「積み立てNISA」「ジュニアNISA」です。

種類投資可能な金融商品年間投資可能額非課税期間
一般NISA株式・投資信託40万円最大5年間
積立NISA投資信託120万円最大20年間
ジュニアNISA株式・投資信託80万円最大5年間

2024年から新NISAが始まります。

2024年1月より新NISA制度が始まります。

新NISAでは非課税期間や非課税額が大きく拡充され、より資産形成がしやすい制度になりました。

新NISAの優れたポイント

・非課税期間が無期限
・年間投資上限が360万円(つみたて投資枠120万円+成長投資枠240万円)まで拡充
・「一般NISA」と「積立NISA」が一本化。「つみたて投資枠」「成長投資枠」と名前を変えてどちらも併用可能

新NISAでは全体で保有可能な資産は1800万円です。

途中でNISA口座内の資産を売ってしまっても枠の再利用は可能です。

特定口座で保有している株式や投資信託から得られる利益には20%の税金がかかってしまいます。

仮に利益が10万円出ていたとすると、特定口座だったら実際に手元に入ってくるのは8万円。

NISA口座だったら10万円分非課税で手元に入ってきます。

ここまで新NISAのメリットばかり書いてきましたが、新NISAで注意しなければならない点としては強いてあげるなら長期運用するにあたって元本割れするリスクがあるところなのではないでしょうか。

これまでのNISAはどうなる?

旧NISAでせっせと資産形成に励んできた方も多いと思います。

新NISAの開始によって旧NISAの資産はどうなるのか気になる方も多いはずです。

ここで気になるポイントは三つです。

新NISA開始後の旧NISA資産について

・旧NISA口座への新規の投資はできなくなる
・旧NISA口座に保有している資産に関しては非課税期間終了まで運用は継続できる
・旧NISA口座から新NISA口座へ商品移管はできない

これまで非課税口座に投資した分については非課税のまま運用できるようです。

新NISAでおすすめしたい銘柄

NISAは国民が長期的に資産形成をすることを目的に設計された制度です。

新NISAのつみたて投資枠で購入できる銘柄はこれまでのNISAと変わりません。

つみたて投資枠で選ぶことができる銘柄数は金融庁が選んだ274本。

投機性の高い銘柄や手数料が高い銘柄は選ばれていません。

また、成長投資枠でも毎月配当があるような銘柄は長期的な国民の資産形成の目的には当たらないということで選ばれていません。

おすすめしたい銘柄①eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

数ある投資信託の中でも特におすすめの銘柄、ネットの投資家界隈では「オルカン」と呼ばれています。

その名の通り、これ一本持っているだけで日本、先進国、新興国を含む全世界の株式に投資ができます。

よく「夜空に広がる満天の星空をすべて買う」と例えられるようです。

どのような割合で世界の株に投資をするかというと、「時価総額加重平均」という割合で比率が決められます。

加重平均とは、平均値を算出する際に単純に平均をせずに量の大小を反映する計算方法のことです。

簡単に言えば、株式市場が大きな国の割合を大きく、株式市場が小さな国の割合が小さくなります。

全世界に自動的に投資ができるということはつまりリスク分散につながります。

未来のことは誰も予測不可能です。

10年後、20年後に伸びる国がどこなのか、、、ある程度予想はできても確実とは言い切れません。

それなら世界中の国にまとめて投資をしてしまおうという銘柄が「オルカン」です。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

運用会社:三菱UFJ国際投信
購入時手数料:なし
信託報酬:年率0.1144%
信託財産留保額:なし

おすすめしたい銘柄②eMAXIS Slim 米国株式

アメリカのS&P500という株価指数に連動するように設定されているインデックスファンドです。

S&P500指数とはニューヨーク証券取引所とナスダックに上場している銘柄のなかで代表的な企業500社から構成されています。

時価総額が82億ドル以上、浮動株比率は50%(41億ドル)以上、四半期連続で黒字の利益を出しているなどの条件を満たす選りすぐりの企業が選ばれており、条件を満たさなくなってしまうとS&P500から退場となります。

S&P500に組み入れられている代表的な銘柄をあげてみます。

S&P500の代表銘柄

  • アップル(AAPL)
  • マイクロソフト(MSFT)
  • アマゾン(AMZN)
  • テスラ(TSLA)
  • エクソンモービル(XON)

S&P500の特長として構成銘柄が各業界に分散されていることがあげられます。

各業界に分散して構成されており、構成されている銘柄もグローバルに活躍している企業が多いのでS&P500に投資をしていれば世界企業に投資をしている効果が得られます。

eMAXIS Slim 米国株式

運用会社:三菱UFJ国際投信
購入時手数料:なし
信託報酬:年率0.09372%
信託財産留保額:なし

まとめ

新NISAのメリット・デメリットについて書かせて頂きました。

新NISAのポイント

①旧NISAと併用ができる
②投資枠が1800万円
③最速5年で非課税枠を使い切れる
④非課税期間は生涯続く
⑤新NISA内の資産を売却したら非課税枠は復活

以前、老後に2000万円貯蓄が必要!なんていうことが話題になりましたが、NISAの非課税枠だけで1800万円も非課税で持ち続けることができます。

この上ない優遇制度ですが、これから社会保障料の値上げや年金支給年齢の引き上げが予想される日本。

日本政府が国民に自分のことは自分でやってねというメッセージかのように感じるので、新NISAをやらないことが一番のデメリットではないかと思います。

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