最近、巷で話題になった国会での老後2000万円必要問題は記憶に新しいです。
本当に老後2000万円必要なのか。
人は皆歳を重ねるものですが実際に必要となるお金は人それぞれです。
「2000万円」という数字だけがマスコミに取り上げられて独り歩きしてしまった感があります。
会社員としての給料をせっせと貯金して、リタイア後は年金を貰って悠々自適というライフスタイルは過去のものになりつつあります。
今までの投資経験
そもそもなのですが、恥ずかしながら私が人並の給料を頂けるようになったのは30代に入ってからです。
私は25歳で初めて正社員として零細企業に入社しました。
今から思えば、世の中でいうブラック企業です。
給料は思いっきり少なかったですが、ここで一から基礎を学んでこき使われることで貴重な社会人経験を積んで別の会社にステップアップすることができました。
ただし相変わらずマネーリテラシーは低いままです。
お金の使い方を知りませんでした。
給料日に頂いた給料を一月ですべて使い切ってしまうような生活です。
「お金は使うためにある」とそのときは思ってました。
しかしこの本と出会い、「投資」を知りお金に対する考え方が変わりました。
これが私にとっての大きなマインドチェンジです。
20代の頃、私にとってお金とは「使うもの」でした。
今ではお金とは働いてもらうものになりました。
もちろん節約するようになったとはいえ、今でも欲しいものを買うときの高揚感は何物にも代えがたいです。
お金を投資すると配当や株主優待というかたちで返ってきます。
投資すれば投資するほど配当の額も膨れていきます。
まさに金のなる木を毎月せっせと育てている感覚です。
NISAと積立NISAの違い
よくテレビで流れている証券会社のCMなどで「NISA」という言葉を聞くようになりました。
NISAとは少額投資非課税制度という意味です。
少額投資非課税制度といきなり言われてもそれがなんなのかよくわからない人が大半です。
NISAには何種類かあります。
個人の目的や運用方法によってNISAの種類を選ぶことができます。
NISAのポイント
株や投資信託によって出来た利益には通常2割税金がかかります。
しかし、NISAという制度を使って投資をすると、投資の利益にかかる税金が条件付きでかからなくなります。
例えば投資で20万円の利益が出た場合、通常でしたら利益は20万円から税金を引いて約16万円ですが、NISAを利用すれば20万円の利益をそのまま手にすることができます。
これを利用するためには、証券会社や銀行でNISA専用の口座を開く必要があります。
つみたてNISAのポイント
NISAとは違い、つみたてNISAは少額から投資できる投資信託をメインに運用します。
資産運用というと『個別株を買う』というイメージがありますが、つみたてNISAでは個別株を運用できません。
つみたてNISAでは投資信託を運用します。
この投資信託は、個別株にはないメリットがあります。
投資信託は何千本もの種類がありますが、つみたてNISAで運用できる投資信託は、金融庁によって選ばれた長期投資に適している161本の商品に限定されています。
投資信託は、運用期間中に運用管理費用(信託報酬)がかかります。
この手数料は高いものから低いものまで商品によって様々ですが、つみたてNISAでは、長期で資産運用をすることを前提としているため、運用対象の商品は手数料が低く、運用のパフォーマンスに大きく影響を与えない投資信託が選ばれています。
年間40万円の投資枠は使い切らなかった場合でも翌年度には持ち越せません。
1年間終わってしまうとまた投資可能額40万円に戻ります。
また途中でつみたてNISAで購入した投資信託を売ってもその分の投資枠は復活しません。
現在の状況
つみたてNISAはマネックス証券で運用しています。
「三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド」に31万円積み立てています。
そして2018年11月29日現在では306,579円です。
3,500円程度微減しております。
複利の力を信じて保持し続けるつもりです。
つみたてNISAの基本戦略は日々の増減に一喜一憂せず。
株式市場は資本主義の世が続く限り上がり続けるという歴史的事実を信じ続けることです。