【潜行三千里】元大本営参謀・辻政信を知っているだろうか。




元大本営参謀・辻政信をご存知であろうか。

少しでも太平洋戦争前後の歴史について調べたことがあったら彼のことを知らない人はいないでしょう。

昭和の陸軍軍人。

太平洋戦争前後の主な作戦には彼の存在が見え隠れている。

元大本営参謀 辻政信

日本帝国陸軍のエリート中のエリート

陸軍幼年学校と陸軍士官学校を首席で卒業。

陸軍大学校を3番目の成績で卒業した。

戦前のノモンハン事件から始まり、太平洋戦争中のマレー作戦、ポートモレスビー作戦、ガダルカナル島の戦いなど歴史に残る名だたる戦いを参謀として指導、当時の日本国民からは「作戦の神様」と称されるような存在だった。

ただ、辻政信ほど賛否両論がある人は歴史上稀有である。

作戦の神様と呼ばれ、戦争初期では様々な作戦を勝利に導き、熱血漢で現場の兵士から慕われる側面を持っていたが、指導に独善的なものが多く、部下への責任の押し付けや、自決の強要、はたまた、偽命令の捏造などが知られる。

正直、辻政信がここまでガダルカナル島奪回にこだわって無謀な作戦を繰り返さなければ死ななくてよかった人も沢山いることも事実。

戦後の逃走劇

戦後は戦争責任を恐れてタイ国内に僧侶に変装して潜伏。

連合国に「日本軍人が僧侶に紛れて潜伏している」という情報が流れると中国へ。

中国の国共内戦で身を寄せていた国民党が不利になり始めると身に危険を感じて日本に帰国。

日本では日蓮宗の寺に身を寄せたり、偽名で炭鉱夫をしていたり転々としていたようです。

連合国の日本に対する直接的な占領も終わった頃に、日本の参議院議員に立候補して当選します。

そして、失踪

連合国の追及を振り切って参議院議員に当選。

40日の休暇申請を日本の参議院議員に提出して、東南アジアの視察に出発します。

しかし、予定を過ぎても帰国しないため、家族からの依頼で外務省が捜索を始めます。

最後は一人でラオスのジャール高原に向かった姿を目撃されたのが最期です。

失踪、動物に襲われた、暗殺説など諸説あります。

まとめ

昭和の軍人から戦後の逃走劇、日本での参議院議員。

波乱万丈な人生です。

人並はずれたバイタリティ。

彼の歴史的評価は真っ向から分かれます。

悪い話が先行する人物ではありますが、その謎が多い波乱万丈な人生を知りたくなります。

そんな辻政信の書いた自伝「潜行三千里」。

元大本営参謀 辻政信

正直、どこまでが真実でどこかまで空想なのか今となってはわかりません。

辻政信が終戦直後にどさくさにまぎれて僧侶に化け、医者⇒教授⇒華僑に化けて連合国からの追跡をかわして日本の土を踏むまでの自伝です。

小説のように面白く書いているわけでも、わかりやすくまとまっているわけでもありません。

ただ、当時の戦争指導をした人間がどんなことを考えた人間か気になる方は一読の価値ありです。







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