【戦場のコックたち】~いつもと違った側面から戦争を読み解く~




第二次大戦下、戦争にみんなが行くから、いかないと馬鹿にされるからと、軍に志願したティム。

アメリカ軍のコック兵としてヨーロッパの戦場に赴きます。

コック兵といっても、野戦時に兵士達に暖かい食事を提供するための特技兵であり、他の兵隊と同じように前線に向かって行軍して銃をとって敵と戦います。

ティムの所属は空挺部隊。

あのノルマンディ上陸作戦と同時にフランス国内に空挺降下をするところから物語が始まります。

兵士として戦う姿と、戦争の悲惨さや仲間との友情や葛藤等に加え、パラシュートを集める兵士の理由、大量に消えた粉末卵の謎、オランダ人夫婦の自殺の理由、兵士が聞いた快音の正体等のミステリー要素を絡めた作品。

戦争というものがいかに多くのものを壊し、奪っていったのかということを感じてしまいます。

殺さなければ殺されるという極限状態の中、だんだんと心優しい真面目な青年だったティムの有様も変わっていきます。

エピローグの44年後の話が、ハッピーエンドとはいかないまでも救いになるようなお話でした。

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