【今の時代に生きているから知っておきたい】水木しげるのラバウル戦記




いつもと変わって今回はこんな本を読んでみました。

水木しげるのラバウル戦記です。

 この本を手に取ったきっかけ

現代日本がどのように出来上がったか興味がありませんか。

その原点は間違いなく敗戦にあります。

あの戦争でなにがあったのか、戦前の日本はどんなだったのか。

それを知りたくて学生時代に戦争の本も沢山読みました。

これは歴史書でもなく個人の書いた血湧き胸踊る戦記でもない。

今までとは変わった側面で戦争を感じてみたいと思いました。

著者の方について

ゲゲゲの鬼太郎で水木しげるさんを知らない人はいないでしょう。

日本の漫画家であり、文化功労者であり傷痍軍人でもあります。

本名は武良 茂(むら しげる)というらしいです。

この本について

本のページの上半分が当時描いたスケッチで、下がその説明文です。

この本の舞台は太平洋戦争中の南方戦線。

ニューブリテン島のラバウルという戦場です。

20万人投入されて、2万人しか戻ってこれなかった。

そんな戦場に派遣された水木二等兵のお話です。
水木二等兵は、空気が読めなかったり、能天気だったり、楽天的だったり。

日本軍の兵隊としては明らかにズレていて軍隊の規則にはに無頓着。

そのため、上官にビンタをくらう毎日を送っていました。

スケッチの冒頭はニューブリテン島の先住民と交流したりのどかな日々が描かれています。

そのうち様相は徐々に一変します。

ある日、水木二等兵の所属する部隊は敵の奇襲にあい全滅します。

物量で圧倒する連合軍の前に日本軍はジャングルで逃げまどいます。

逃げまどうさなかで爆撃で片腕を失い、マラリアで死にかけたりします。

まとめ

連合軍に取り込まれた先住民のゲリラに追われたり、悲惨な記録も多いですが。

後半も相変わらず先住民との交流や先住民たちの奇妙な習慣について描かれています。

日本が敗戦を迎え、内地に帰還の機会が巡ってきますが、水木二等兵はラバウルにとどまり、現地人たちと永住すると言って内地帰還を拒否しようとします。

それを腕の再手術が必要だと説得され、日本に帰ることにします。

その後、漫画家として成功し、昭和46年にニューギニア再訪し、現地人たちと旧交をあたためます。

戦争にはたくさんやりきれない、残酷な話がつきまといますが、これは水木しげるさんのならではの実体験に基づく戦記なのでしょう。







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