【読書】驚く力 矛盾に満ちた世界を生き抜くための心の技法




かねてより秀麗富嶽十二景を巡ってみたく。
珍しく山仲間と一カ月前から予定を調整して迎えた土曜日。

天気予報はそこだけまさかの雨。
今年は雨男の呪いをかけられているようです、、、

夏くらいに体調不良もあったせいか、なかなか山に行けてませんね。

雨天中止が当日の朝4時30分に決まり、予定がなくなったのでそんな日は家にこもって読書をしていました。

前から気になって家で積んでおいた「驚く力 矛盾に満ちた世界を生き抜くための心の技法」。

この本を手に取ったきっかけ

休日の書店巡りをしていて見つけた本です。

著者の方が前々から僕がよく読んでいる内田樹さんと本の中で対談をしていたりして関心はあったのです。

ただ、本やテレビなどで見かけるたびに思い出すものの、普段忘れてしまっていてなかなか購入まで至らず、、、笑

こうして読むのが今頃になりました。

著者の方について

1960年、奈良県生まれの精神科医、評論家をされています。

精神科医として活躍をしつつ、テレビ番組のコメンテーター、雑誌連載、映画評論、漫画分析などさまざまなメディアで活動しているようです。

本について

この本を通じて語っていることがやはり内田樹さんに近い気がしました。

不安を作り出しているのは自分であること、師を仰ぐことの重要性。

第二の所属を見つけることの重要性、また第二の所属が会社や家族などの第一の所属よりも自分を成長させてくれるということやトルコの「ラーハ」という慣習で街中の通り沿いに椅子を出してご近所同士で無駄話をすることの必要性など。

読んでいて「なるほど」「そうそう」と思うところは多かったです。

また本では現代の日本人は情報を浴びすぎて刺激中毒なこと。

どこかでそれを解放してあげないと心の平静を保てないことなどを書いています。

それは夏に体調を崩した自分も頷けるところです。

以下、簡単な抜粋になりますが。

  • 60点の未来をイメージすることによって、無意識に心のガードを固めて諦めた時間を過ごしてしまう
  • 自分の頭の中で考えて納得できることというのは、自分の枠組みの内側であることでしかなく、そこには決して驚きはない
  • 実際には私たちが傷つき心を波立たせる刺激というのは、直接他人から受ける刺激ではなく自分の中で自律的に生じる「脳内刺激」であることが圧倒的に多い

読んでいて、「なるほど」と思いながら、なんとなく自分も殻の中に籠って損をしてたなぁとそんな気分になりました。

まとめ

この本では人生の生命力を湧きあがらせるのは「驚き」であると言います。

日々、僕も含めて色んなものに翻弄されて人間に本来備わっている驚きという感情を忘れてしまっています。

驚きを取り戻すってどんな感覚なんでしょうか。

自分が身体感覚的に思い出すのは、山登りをしていて樹木が茂る森林限界帯を超えて、山の稜線に出てパッと目の前が開けたときの身体がゾクゾクするような感覚でしょうか。

これは決して街中では味わえない感覚だと思います。

テーマパークでジェットコースターに乗ることは、人によって作り出された均質的な驚きや面白さだと思います。

山は一度として同じ顔は見せない。

いつもなにかが違っています。

そんなことに思いを馳せた週末でした。







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